インタビュー Y様
東京都文京区在住 Y様

東京都文京区在住

依頼内容: 自宅事務所兼貸事務所ビルの維持とローン返済

今回お話をしてくださったのは、東京都文京区に自宅・事務所兼貸事務所ビルを所有していたY様。これまでの経緯や、相談室の感想などについて語っていただきました。

真実を伝えてくれる点が、安心感につながりました

栁澤: 税理士さんに紹介いただいたのが、お付き合いのはじまりでした。

Y様: お会いした頃は、金融機関に相談し尽くしたあとで、私たち的には八方塞がりの状態でした。 銀行は融資相談には乗ってくれて「融資は大丈夫ですよ」って言うんだけど、いざ稟議をあげると「やっぱりダメでした。」という感じで。どこも理由は教えてもらえなくて。

栁澤: 銀行は融資判断の理由は言わないですから、仕方ないです。

Y様: それで税理士さんに話をしたら、栁澤さんの名前が出てきて、本当に近い共通の知合いがいたので、もう任せちゃおうかなと。 それで思いきって任せてみたら、どうして融資が通らないのか、すぐにその理由を解明してくれました。

栁澤: Y様のビルでは、建築確認上は地下がピットとなっているのに、登記上は地下があり、登記上容積オーバーの違法建築状態となっていました。

Y様: その話を聞いて驚きました。全然身に覚えがありませんでしたから……。

栁澤: 建物が出来上がり登記の際に建築士から登記をする土地家屋調査士にしっかり引き継ぎがあれば起きなかった問題です。Y様にとってはいい迷惑な話でした。融資が下りなかったのはこれが原因だったと思います。ビルのことは、いろいろな法律等が関わってくるので、素人が対応するのは難しいです。プロが入ることで解決することも少なくないと思いますが、不動産会社はいろいろな方がいて、まだ信用が低いので(笑)。

バブル期のビルが限界?

栁澤: そもそもは、本ビルをどう維持しようかと悩んでいらしたんですよね。

Y様: バブルの頃に計画して建設したビルで、建築費にお金をかけて、それで運営費も結構かかっていたんです。バブルが崩壊してしまった後は、賃料が当初の想定よりグッと下落してしまって、それでも一部を事務所としても使っていたので、頑張って返済を続けていました。

栁澤: そういった悩みを持つ方は、まだまだいるように感じますね。

Y様: 建物は築30年ほど経っており、仮に融資いただいても結局は設備の入れ替えで多額の資金が必要となります。新たな問題も発覚して、栁澤さんに相談したら、やりようによっては、ビルを売却のうえ自宅を購入できる資金を確保できる価格で売れる可能性があるとのことだったので、ここら辺で区切りをつけるのもよいかなと思ったんです。そこで思い入れはあったものの売却することに決めました。 ただ自宅を兼ねていたので売ると家が無くなってしまうし、この状態では安く買い叩かれてしまいます。そこからは全面的に栁澤さんのお力をお借りしました。地下を塞ぎ、登記面積を変更し、未回収だった共益費の回収など、物件の収益を改善させました。

栁澤: 諸々の精査とビル全体のブラッシュアップ、意外とやることが次から次へと出てきて大変でしたよね。ある程度終えてから、最終的には5社ほどに内覧してもらい、想定の売却価格を導き出せてこちらとしても一安心でした。

お客様の立場に立ち、一緒に考える

栁澤: 売却と同時に新居を探さないといけなかったので、この点も懸念事項でした。

Y様: この辺りは人気のエリアで物件が少ないから、大変でした。売却資金で郊外に行くのは可能だけど、高齢だし、やはり住み慣れた土地にいたかったから。しかも犬と一緒に暮らせるところとなるとなかなか難しいよね(笑)。

栁澤: 昔からの住み慣れたエリアで新居がきちんと決まってよかったです。「ビルを売却する」と「自宅を購入して引越しをする」をほぼ同時に行うために、ビルの売却の段取りを進めながら、自宅探し、住宅ローン、引越し等、スケジュール表を作って、Y様と毎週のように打合せを行いました。Y様は、本ビルのテナントの方とも近隣の方とも、とても良いお付き合いをされていたので、助かりました。また大変忙しいなか、ビルを綺麗にして引渡してくださいました。

Y様: 仕事をしながらでしたので、とても大変でした。本当にプロがいてよかったです。いなかったら、同時に行うことは無理で、一度どこかに仮住まいをしてからの引っ越しになったと思います。そうなったら、新居も購入できたかどうか。 今、ビルを手放した寂しさはあるんです。でもそれ以上に精神的にとても楽になって、良いリスタートできたという気持ちが強いです。我が家の問題を解決してくれた栁澤さんとは、本当に縁があると思いますし、感謝です。

栁澤: こちらこそ、ありがとうございます。「返済のために」といった理由の不動産売却だと、マイナスイメージに思われがちですが、今はそんなことはないんです。人生のライフプランを考えたときに、将来を見据えてどんな環境を自分自身や次の世代に用意していくかだと思います。
重要なのは、お客様のライフプランを一緒に考えていくこと。Y様が新しい一歩を踏み出した様子を見ると、喜んでいただけて、時間はかかりましたがとてもよかったと感じます。