市街化農地


先日相続による売却で船橋市の農家さん所有の「畑」を戸建て業者に売却するお仕事をしました。その際に農家さんのご苦労をお聞きしました。住宅街にある「畑」は、雑草など生やしていると、すぐに不法投棄されてしまうそうです。市役所に相談にいっても、「不法投棄禁止」の立て看板をくれるだけで、不法投棄の処理費用は、土地の所有者の負担となります。また風が強くなると、「畑」から土埃が起こります。そうすると近所にお住まいの方から、市役所や農業員会にクレームが入るそうです。住宅が建つずっと前から「畑」をしていたのに、今では肩身の狭い思いをすることになっているそうです。農業自体も農機具や燃料費の高騰により、経費がとても上がっているそうです。野菜の価格が上がるのもわかりますね。
いざ「畑」をやめて宅地にすると固定資産税が何倍にもあがります。駐車場が成り立つ立地は良いですが、道路付けが悪いとかで駐車場が成り立たない場合は、面倒でも借金をしてアパートを建てることが多いそうです。それも悩みどころで、最近は相続が高齢化して、80~90代の親から、60代の子供が引き継ぐパターンが多いです。その子供(孫)たち(30代くらい)はすでに東京に出ていることも多く、将来に農地やアパートの管理を引き継がせるのはいかがかと考えるようです。
我々から見ると、地主さんのように不動産を所有している方は羨ましい限りですが、いろいろな悩みがあるんだなと感じました。