日本銀行のデータを見てみよう

■日本銀行のデータを見てみよう
コラムvol.9 令和3年11月28日号

コロナ渦においては、感染者数の様々な予測が出て、TVはさらにそれを煽りました。日本のコロナ感染者数は「さざ波」発言で物議を醸した元内閣官房参与・高橋洋一氏は、このような報道を捕らえて「マスゴミ」と揶揄しておりました。やはり評論家の話を鵜呑みにすることなく、データを直接読むことが大事です。日本銀行のサイトでは様々なデータが出ております。不動産価格はマネーサプライに連動すると言われます。1980年以降でみますと、バブル崩壊まで前年比で高いマネーストックが行われバブルが形成されました。コロナ渦においては、前年比で高いマネーストックが行われました。

↑M2/平残前年比/マネーストック

日銀のマネタリーベース(日銀が発行する現金の量)はすごいことになっています。

↑マネタリーベース平均残高

肌感にあるように、企業物価は上がっています。

↑国内企業物価指数 総平均(前年比)

いずれの表においてもグレーは景気後退期ですが、現在景気の波は過去の波動からずれています。コロナ第6波が来れば、マネーストックをまた増やすことになるでしょう。岸田総理が目指す通りに給与は上がると良いのですが、わかりません。ここから先どのようなことが起きるのかは私にはわかりませんが、日本において過去に無い状況になっていると感じます。データはファクト(事実)ですので、評論家などに惑わされず、ご参考にして備えていただければと存じます。

 

  • ブロッサム・トピックス

弊社も来年からは第14期となります。お陰様で沢山のご紹介をいただき、微力ながらお客様に貢献できたのではないかと考えております。特に中古一棟のビルやマンションをご所有の方からのご相談が増えておりました。この度「中古一棟ビル・マンションの相談室」というサイトを立ち上げました。
コロナ渦に企画し、サイトからビデオ通話の予約もできる形も整えて、やっと完成をさせることが出来ました。中古一棟ビル・マンションを所有しているオーナーは、空室対策をメインとして、建物の維持管理や地震のときのリスク等、様々なお悩みや不安をお持ちです。そういったことに頭の整理としても使えるように、「お役立ち情報」や「相談事例」なども結構な数を載せております。今後も、ビル・マンションオーナーの知恵袋兼実行役になりたいと考えております。先生方もできましたら一見していただき、先生のお客さんへのご紹介の際にも使っていただけますと幸いです。

「中古一棟ビル・マンションの相談室」

https://counseling-building.com/


※➚代表本人です。