アフターコロナ

 

■アフターコロナ
コラム vol.11 令和4年6月20日号

先日久しぶりに、東京ドームで巨人-ソフトバンク戦を観戦してまいりました。東京ドーム周辺にはたくさんの人がいて、所謂「三密」状態で一瞬戸惑ってしまいました。なかなか急な変化にはついていけないものです。球場に入ると、コロナ前ほどの観客数ではありませんでしたが、結構盛り上がっておりました。東京ドームはオーナーが三井不動産に変わり、ビジョンが巨大になって、ヒットやホームランが出ると、大迫力の文字が浮き出てきます。これが盛り上げてくれます。
 

私は40年前の高校時代に当時の後楽園球場でビール売りのバイトをしておりました。2時間足らずの時間ですが、歩合制で時給にすると1000円近くになるので、高校生としては短時間で割の良いバイトでした。当時のビールは瓶入りで大変重いので、バイトは当然男性しかおりません。重いビールを担いで、アルプススタンドを登るのが大変でした。今は変わって、若い女性しかおりません。そのうちジェンダーフリーの観点から女性だけの職場は良くないと云われるようになるのかなと思いながら、ビールを飲ませていただきました。

 

■ブロッサム・トピックス

先般お客様から、居住中のマンションの売却を依頼されました。そのお客様とは親の相続の不動産取引きも仲介させていただき、すでに信頼関係があり「専任媒介」(他の宅建業者に依頼せず1社にのみ依頼する媒介契約)で依頼されました。国土交通省の指導により、「専任媒介」の場合「レインズ」という不動産会社の情報交換サイトに登録をして広くお客様を集めるというルールとなっています。その場合に紹介されるお客様は玉石混交であり、まだ居住中のため内見等によりご迷惑をかけることを懸念し、情報交換サイトに登録せず「一般媒介」として販売活動を開始することとしました。
そんな折お客様宛てに、借入をしていた信用金庫から不動産売却につき問合せがありました。現在知合いの不動産会社(当社)に「一般媒介」で販売を依頼している旨答えたところ、信用金庫の関連不動産会社がお手伝いできると思うので、会って欲しいとの話がありました。お客様がいざ会ってみると、借入での取引があるのだから、関連不動産会社と「専任媒介契約」して欲しい、との話だったそうです。お客様は引越しが決まれば今の不動産会社(当社)に専任媒介を出すが、販売協力してやって欲しい、と伝えたそうです。すると信用金庫の担当者が怒り出し、しまいには関連不動産会社の部長(元信用金庫の支店長)は、その方式ならばうちに出来ることは無いと言い放ったとのことでした。街場の不動産会社は、他の不動産会社の専任媒介の物件でもお客を付けようと頑張っています。この信用金庫の関連不動産会社は、媒介契約をしても情報交換サイトに掲載するだけで何もしない、何もできないと宣言したようなものです。当社としては「専任媒介契約」を結んだうで、内見のケアをするべきでした。お客様にはご迷惑をおかけし、反省しております。
聞くところによりますと、一般媒介で契約してレインズや広告媒体に掲載すると、他の不動産会社がうちとも一般媒介を結んでくれという飛び込み営業が増えているそうです。まともな競争は良いのですが、横取りをするような節操の無い競争はいかがなものかと思います。

ご存知の通り、信託銀行を除く金融機関は、不動産取引を行うことを禁止されています。そこで関連会社に斡旋するという手法を取っています。金融機関は収益力が落ちているので、どこも不動産取引に力を入れています。ただお金を貸しているという立場だけを利用して、上述のように不動産取引についての能力に欠ける会社が媒介契約を強要するのはまずいでしょう。もちろん金融機関の関連不動産会社でも専業で力のある会社はあります。日本は、財閥や銀行等能力でなく、看板での商売がまだまだまかり通っています。弊社には看板はありませんが、能力や貢献度で選ばれる会社になりたいと思った出来事でした。