CASE 06 清澄白河 資産保有会社
土地:約45坪
建物:約130坪
現状:賃貸満室稼働中

某企業の代表を務めるYさんから、また相談がありました。Yさんとは以前、給与に対する節税対策を相談され、木造の耐用年数(22年)に近い築年で、かつ土地値に近い、アパートを購入してもらいました。さらにもう1棟木造アパートを購入して節税したいということでした。築古のアパートの保有は、金融機関の見方によっては、マイナス資産と見られてしまいます。金融機関によりますが、ワンルーム投資と同様に、アパートからの収入だけでなく、所有者個人の給与収入を返済原資として見ているケースが多いのです。そのため他の借入をする際にはネックとなってしまいます。Yさんには、節税して還付により所得を増やすことに加えて、正攻法の「RC造築浅物件」の不動産投資をして単純に所得を増やすことを提案しました。さらにその資産保有には法人(会社)を作り、所得分散をすることを提案しました。Yさんはアパート節税が上手くいっているので思いがありましたが、提案を受けていただきました。
物件探しはなかなか大変でした。ワンルーム投資のような支払いを手出しするのでは、投資とは言えません。そんな折に、清澄白河駅5分で5%台半ばの物件が見つかりました。私も欲しいと思ってしまいましたが、お客様優先です。たぶん当時の他の投資家の見方としては、ワンルーム賃料のグロスが10万円の部屋もあったので、今後賃料が高いと危惧されたのではないかと思われます。私は普段のデべロッパーとの会話から、今後清澄白河の賃料は10万を超えていくのはわかっていたので、自信を持ってお薦めできました。Yさんには企業経営者らしい決断力で即決していただきました。その後調べていくと、賃料が上がっている部屋があったり、自動販売機の売上があったりで、6.0%の物件となりました。Yさんは奥様を社長に資産保有会社を作られ、現在も保有されております。

2020.8撮影